右手と左手で血圧が変わる

どうやら血圧というのは、何も全身どの場所で計っても一定の数値になるとは限らないようですね。私の場合、右手と左手で血圧を測ると、数値が10以上も変わる場合があります。

私は脳出血から退院して以降、毎朝血圧を測ることを日課にしています。以前にも書きましたが、血圧を下げる薬を飲み続けているため、概ね上(収縮期)が120台で下(拡張時)が80台に収まります。しかし、睡眠不足だと血圧が高いとか、夏より冬場の方が高かったりと、理由が明確な変動はあります。

しかし時々、理由も無く極端に血圧の数値が高い日があったりします。2度3度と計ってみても、上が140オーバーとか異常に高いのです。そんな時は、腕を変えてみると低い数字が出ることが多いです。

私は右利きなので、通常は左手に血圧計を巻き付けて計っています。オムロンの血圧計は、利き手ではない左手を使って右手に器具を縛り付けるのが、結構難しいからです。なので日頃は左手で計った血圧を記録しているのですが、上が140以上とか異様に高い日は右手で計り直してみるのです。すると大抵は130台に落ち着いたり、時には120台にまで下がることすらあります。私の場合、左右の腕で平均で10程度、血圧が変わる事は珍しくありません。何度か続けて計った結果なので、偶然ではなく、明確に左右で10くらいの差が出る傾向があります。

左右の腕で血圧の差が出る理由


私は単に右利きと言うだけでなく、元々テニスをしていたせいで、右手の方が左手よりも少し太いです。また左手の親指をCM関節症になったり、薬指の伸筋を断裂してマレットフィンガーになったりと、過去数年で左手を何度か大きな負傷した経験があります。そのせいもあり、右手と左手では筋力もかなり差があります。握力は右手は60kgを超えますが、左手は50kgいくかどうかといった程度しかありません。

CM関節症やマレットフィンガーはとっくに完治しているので、これが理由とは考えにくいです。しかし左右の腕で、筋肉量に結構な差が出来てしまっているのは確かです。左手の方が血圧が高く出やすいのは、筋肉量の違いが原因なのでしょうか?

医者に聞いても理由ははっきりしませんし、これはあくまで私のケースに過ぎません。しかし、人体が完全に左右対称ではないのですから、右手と左手で血圧が変わるのも、十分あり得る話なはずです。そもそも、オムロンの血圧計が結構誤差が大きいというクチコミ情報も、医者から聞いたことがあります。

ですから、特に体調に異変がないにも関わらず血圧が異常に高い日は、あまり心配せずに、まず右腕と左腕を変えて計って再確認してみると良いと思います。