睡眠不足で血圧は上がる

私は脳出血を起こして以来、毎日血圧を下げる薬を飲み続けていますが、同時に血圧もずっと記録し続けています。そこで気付いたことは、睡眠不足の日は血圧が大きく上がる傾向があることです。

私の平時の血圧は、上(収縮期)が120台、下(拡張時)が80台が平均的な数値です。計っているのは、市販されている腕に巻いて計るタイプの、オムロンの家庭用血圧計です(下写真)。
私が家庭で使用しているオムロンの血圧計
脳出血の退院直後は上が140台や150台、下でも100を超える日もありましたが、1ヶ月後くらいからは安定し始め、上記の平均値に収束しています。しかし、仕事などで普段よりかなり早起きする必要が生じた日には、上は130台から酷い時には140台、下も90台~100近くにまで上がる事が多いです。

早起きして眠たいという日は無論のこと、前日の夜に早く就寝して「早起きしたが睡眠量は十分だ」という日でも、やはり血圧は普段より高くなっています。ですから厳密には、睡眠不足で血圧が上がると言うより、生活リズムがいつもと異なる場合に上昇するという感じです。

血圧は副交感神経が優位に働いている時には低くなり、交感神経が優位な時には高いです。寝ている時は副交感神経なので、睡眠不足だと交感神経の働きが強すぎる傾向になりやすいです。私は元々、自律神経失調症ぎみだと診断されたこともある位なので、睡眠リズムの変化が体調に現れやすい体質ですから、血圧も変動しやすいというのが理由だと推測しています。

「睡眠リズムが狂うと血圧が上がる」というのは、私の場合はほぼ確実に起こります。調べてみると、長期的な睡眠不足で高血圧になるという口コミ情報は多いですね。但し私の場合は、あくまで日頃はぐっすり眠れているが、用事があって突発的に寝不足な日が、血圧が上がるということです。このような単発のケースは、血圧との相関関係は薄いという話もあるので、明確には理由は分かりません。

家庭用の血圧計は拡張時が高めに出やすい?


余談ですが、私がかかりつけで通う内科の医者曰く、上記のオムロンの血圧計は、特に下(拡張時)の数値が高めに計測されやすい傾向があるそうです。理由は不明ですが、どうも患者の統計を取ってみると、そういう傾向だという事です。

私もその内科で医者に計られた時や、行きつけのスポーツクラブに備え付けの血圧計だと、上が110前後で下も70台が出る時があり、確かに誤差が大きい気がします。通常は家庭で計る場合の方が、リラックスしているので血圧は低く出ることが多いと言われていますから、真逆ですね。ということは家の血圧計か医者の機器か、どちらかの血圧計が不正確だという事になりますね・・・どちらが誤っているのか、言うまでもなさそうです。

でも(うろ覚えなのですが)私が入院した病院で、看護師に日課で計られていた時は、我が家のと全く同じオムロンの血圧計だった気がするのですが・・・病院で導入されているくらいの医療機器でも、あまり正確ではない事もあるのでしょうかね?