突然手が動かない時の対処法

激しい運動をしたなどの原因もなく、ある日突然、何の前触れもなく手が動かなくなった場合、それは脳卒中(脳出血や脳梗塞)が原因である可能性が高いです。もし貴方が、片手ないしは両腕が思うようにうまく動かせなくなったのであれば、対処法はとにかくすぐ、救急車を呼びましょう。

頭に痛みが無くとも、脳内で血管が切れており、腕を動かす神経を圧迫~破損させている可能性があります。非常に危険な状態かもしれないので、身体が何処も痛くなくても、とにかく119番に連絡すべきです。

私の脳出血も、何の前触れもなく突然起こりました。ある日の夜、うたた寝から目覚めた直後から、左手が思うように動かせなくなっていました。パジャマに着替えようとしても、左手が上手く動かない状態で、袖口に通すことが出来ませんでした。どのようにすれば左手が動くのか、命令の仕方が分からなくなっていた感じでした。右手は正常に動くのに、とにかく左手が言う事を利かない状態でした。(⇒私が体験した脳出血の症状とその前兆)。

このようなケースでは、腕の神経が何らかの障害で麻痺しているか、手を動かす命令を出す脳の方で障害が起きているか、どちらかが原因だと考えられるそうです。そしてそのような恐ろしい症状は、脳出血や脳梗塞などの「脳卒中」である可能性が高いのです。



とにかく遠慮せず救急車を呼べ!


結局、私は脳の右側で脳出血を起こしていたことが、左手が動かない原因でした(⇒私の脳出血のCT及びMRI画像)。同居していた親が、迅速に対処(すぐに救急車を呼んだ)をしたことで、私は手術なしで大きな後遺症も無く回復することが出来ました。脳出血は、家庭で行える対処法はほとんどありません(下手に動かない事くらい)から、とにかく早急に病院に行き、医師の処置を受ける事が必要です。

脳の障害は、とにかく初期処置までの時間が早くすることがポイントだそうです。処置が遅れるほど、回復した後で障害が残るリスクが高まります。

手が動かない等、身体の異常を感じたらすぐに救急車!
繰り返しますが、特に理由も無く腕が動かないのであれば、とにかく一刻も早く救急車を呼んでください。

自力で病院に行こうしてはいけません。途中で症状が酷くなる恐れもあるからです。脳内の出血量が増えると危険ですから、安全に救急車の担架で運んで貰って下さい。
とにかく遠慮せずに救急車を呼びましょう!私も救急隊員と病院の医師、両方から「身体がおかしいと思ったらすぐに救急車を呼びなさい」と念を押されました。