私が脳出血になった経緯など

私は38歳のある日の夜、突然、脳出血に見舞われました。その時の体験をまとめてみます。

それは冬の日の夜でした。絨毯の上でうたた寝をしていて、目が覚めて「ベットで寝なきゃ風邪ひくな」と思い、パジャマに着替えようとしたら、左手が動かないのです。パジャマの袖に左手を通す事が出来ないのです。どうやって手を動かせば、服の袖口に左手を近づけられるのか、その隙間に腕を通せるのか、まったく分からないのです。どうやって脳が命令を出せば左手を動かせるのか、忘れてしまったような状態でした。

右手は普通に動いたので、何とか強引に右手で引っ張って左手を動かしつつ、パジャマに着替えられましたが、今度は足がふらつくのです。寒かったのでトイレに行きたいと思ったのですが、立ち上がった時に足下がおぼつかず、ふらふらしてベットの縁やタンスとかに激突するのです。一応歩いてトイレには辿り着けたのですが、帰りにはやはり足下が安定せず廊下の壁にドスドスとぶつかってしまう始末・・・。

私が脳出血になった原因
突然手が動かない時の対処法
脳出血の年齢~若年層(30代)でも起きる

私は幸い親と同居しており、異変に気付いた母が「それ脳卒中かも!」と言い救急車を呼びました。私は意識ははっきりしていたので、そこまで大層に考えておらず、「朝になったら車で病院に行けばいいや」ぐらいにしか考えてなかったのですが、母は明らかにおかしいと言い、即119番しました。曰く、顔面の左側も少し麻痺していて、顔つきもおかしかったそうなのです。

救急隊員も状況を聞き、歩かない方が良いということで担架で救急車に担ぎ込まれました。そこで救急病院に連絡し、私の状況を伝えた所、医師からは「脳出血の可能性が高い」と即答され、街の大病院に搬送され、即、集中治療室へ入院となりました。

その日まで、前兆らしきものは特になく、脳出血の症状が出た後も、頭に痛みや違和感などは全く感じなかった。前兆が措きにくいからこそ、余計に怖い病気だと言えます。

私の場合は幸いにして、開頭手術は行わずに血圧コントロールしつつ安静にしていることで、自己治癒だけで脳出血は収まり、2週間ほどで退院できました。

私が病院で受けた脳出血の治療
CT及びMRI画像
私の脳出血の後遺症(しゃっくり・猫舌)
脳出血の治療費

ちなみに私は、男性・身長175センチで少々小太り、しかし週2回ほどはスポーツジムで身体を動かしており、体力は人並み以上にあるほうで、同年代の人と比べて特に不健康という訳でもありませんでした。まさかこの年齢で脳卒中になるなど夢にも思わなかったので、本当にびっくりしました。